音楽経験者が語るアーティスト視点の記事を書く時の心構え

ちょうど今、次回書く予定の

8人編成バンド「Ebony-B」のバンマス

へのインタビューが終わりました

大人数編成バンドをまとめる

バンマスの本音というセンで

記事を書こうと思っています

 

基本的にインタビューはSNSの

メッセージでやりとりを行い

記事でそれを会話形式に編集して

公開するカタチをとっていますが

改めて、僕にとって記事を書くことは

そのバンドやアーティストとの

コミュニケーションであると感じます

 

もともとは自分も

プレイヤーであるということもあり

かなり演者寄りの視点で

これまで記事を書いてきました

それがこのサイトの特徴の1つです

やはり経験者でないと、なかなか

記事で表現できない部分もあります

 

音楽の記事を書く時に意識していること

音楽を記事にするという時点で

色々とデリケートな問題も

抱えてしまうというのは事実です

「著作権」「肖像権」そういったことに

細心の注意を払った上で

写真や動画を使うようにしています

 

そしてここも重要なのですが

SNSの知り合いであれば

写真や動画は事前に下書きを

確認してもらった上でリリースすれば

そういった部分で問題が起こる

ということは殆どありません

 

自分も演奏する立場なので

よく分かるのですが

残して欲しいと思う演奏と

そうでないもの、というのがあります

言葉で説明すると難しいのですが

要するに自分のポテンシャルが

半分も出せなかった演奏は

当然のことながら残したくありません

 

楽器経験者でないと難しい演奏の見極め

それを何の連絡もなくいきなり

Youtubeなどにアップされたら

さすがに「いやいや、勘弁してよ!」

といった心境になります

ここが難しいと思うのですが

楽器経験者じゃないと

それがどのあたりのラインなのか

把握するのが非常に困難なのです

 

楽器を何十年もやっていると

ライブを観ている時に

「今日のこの演奏は本人達も

かなり満足している内容だろうな」

というのが分かるようになります

チューニング、音質、ノリなどを

総合的に見れるようになるのです

 

時には本人達ですら滅多に出せない

素晴らしいバンドサウンドが

偶発的に発生することもあります

それは狙って演奏できるものではなく

音響、音質、メンバーや会場のノリ等

色々な要素がうまく絡み合った時に

生まれる奇跡のような瞬間です

 

演者としては残したい瞬間、だけど…

僕はそれを

「ミラクルモーメント」と呼んでいます

音楽を長年やっている人なら

1度や2度、経験したことがある

背筋がゾクゾクするような

「今、この瞬間スゲエ!」

と思ってしまうような時です

 

僕なら、それは残して欲しいと思います

しかし悲しいかな、大抵そういう時は

誰も録音や撮影などしていなくて

後から確認することができない

「幻の瞬間」になってしまうのです

 

「あー、誰か撮ってくれてればな~」

と、先程とは全く正反対の

むしろYoutubeにアップして欲しい

という位の欲求が生まれます

アーティストというのは基本的に

ワガママなのです(笑)

 

日本の音楽シーンはもっと面白くできると思います

そういった経験や思いをしたことが

あるからこそ、その瞬間を

ハイライトとして残してあげたい

という気持ちになります

僕が記事に動画をつける

大きな理由の1つはそれです

 

同じような感覚を持っている人が

全国で記事を書くようになったら

日本の音楽シーンももっと面白い

ことになると思うんですけどね

正直、今のメジャーで流れる音楽より

そっちの方が僕は面白いです

 

知名度や楽曲の完成度といった

ことも大事かもしれませんが

音楽を通して人間臭さとか

そのアーティストやバンドの体温を

感じられる方が聴いていて楽しい

というのが、音楽を20年以上

やってきて辿り着いた僕の結論です

 

スポンサーリンク

 

スポンサーリンク