2019年4月25日、品川区「KIWA」にて
音楽ライブと特攻服ファッションショー
という異色コラボが実現しました
ロンドンを拠点に活動するシンガー
MIOUさんの新曲MV公開イベントと
ファッションブランド[特攻~TOKKOU]
による新鮮で華やかなステージでした
「日本を世界に!」をテーマに掲げる
MIOUさんのライブは和洋折衷で
アート書道や日本舞踊まで楽しめます
そして今回は特攻服、このライブを観て
僕はもうすぐ「ヤンキー文化」という
言葉が日本に定着するのではないか?
という印象をとても強く抱きました
「オタク」と「ヤンキー」という言葉は
意味は全く違いますが、実は似ています
オタクはすでに「オタク文化」として
日本人からも海外からも認知されてます
マンガ、アニメ、フィギュア…など
何十年も日本国内で培われたスタイルが
海外から注目され「文化」になりました
オタクとヤンキーが持つ3つの共通点
ではオタクとヤンキーの共通点とは
いったい何なのでしょうか?
それは大きく3つあると僕は考えてます
まず両方ともネガティブなイメージから
はじまった言葉だということです
オタク⇒「暗い」「気持ち悪い」
ヤンキー⇒「怖い」「不良」「喧嘩」
20年前くらいはこんな感じでしょうか
今はだいぶ印象が変わりましたよね
オタク層は堂々とコミケに出かけ
大々的なイベントもたくさんあります
オタクをテーマにした漫画も色々出て
その言葉に対する否定的なイメージに
かなりプラスの側面が生まれました
つまり言葉の意味が進化したのです
「オタク」⇒「オタク文化」という
認知が生まれ、まさに言葉が市民権を
得たかのようにイメージを変えています
それは長い年月をかけて熟成され
昇華されていくようなプロセスです
では何故そうなっていくのでしょうか?
その世界観における強いこだわり
2つ目の共通点は両方とも「こだわり」
の強い層であるということです
方向性は違いますがオタク、ヤンキー
どちらもその世界観においての
こだわりをかなり強く持っています
そしてそれが製品やコンテンツの
クオリティの高さと独自性を生みます
するとどうなるでしょう?
そう、海外の人がまず注目するのです
日本ではネガティブなイメージでも
そのクオリティと世界観、独自性は
海外から見たら「何だこれは!?」
と興味を持つのは自然な流れです
そして国内の認知も変化していきます
使われ続ける言葉の持つパワー
3つ目は両方とも長い年月を経ても
使われ続けている言葉だという点です
これはワードパワーがあるということ
一時的に流行って使われても死語に
なっていく言葉もたくさんあります
チーマーとかチンピラという言葉は
もうあまり使われなくなりましたよね
すると使われ続けていくうちに
独自の世界観とクオリティが評価され
その言葉に別の意味が付加されて
プラス側面が認知されていきます
まさにオタクという言葉が辿ったのと
同じプロセスを「ヤンキー」という
ワードが進んでいる可能性は高いです
20年以上も前に連載されていた漫画
「今日から俺は!!」がここへきて
ヒットしたのもその兆しかもしれません
徹底的なこだわり、世界観、そして
ファッションセンスに注目が集まって
早ければ2~3年以内にヤンキー文化
として国内で認知される気がします
日本と海外の両視点から見た評価
また、今まで約60ヵ国を回ってきた
MIOUさんは日本と海外の両視点から
ファッションブランド[特攻~TOKKOU]
を見て評価することができます
(彼女の故郷は品川です)
この世界観はきっと世界に通用すると
確信して今回のコラボ実現なのでしょう
そういった意味でも貴重なライブを
僕は観ることができたと思っています
「ヤンキー文化」がまさに生まれる
胎動を肌で実感できたのですから
MIOUさんの新曲MV公開と新しい
日本文化の幕開けを同時に楽しめました
彼女の新曲MVも素晴らしかったです
10周年記念の凱旋ライブからはじまり
クラウドファンディングにいたる
この「MASK~仮面~」リリースまでの
ストーリーも記事にできて光栄です
まずはこちらのMVをご覧いただいて
そちらの物語もどうぞお楽しみ下さい
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