音楽ライブで300人動員から先に進むための分岐点

渋谷REXで開催された森野雄貴のワンマンライブに並んでいる人達

2017.4.23

渋谷REXにて開催された

森野 雄貴(もりのゆうき)さん率いる

SHOW舞CANワンマンライブ

19:00オープンの会場にはすでに

30分前から長蛇の列ができていました

 

森野さんのライブに行くのは

初めての体験でしたが

Facebookのやりとりや

CDの完成度などから

当日はかなりの集客になるだろうな

という予測はしていました

 

キャパ250~300人の会場が

スタンディングで埋まるレベル

恐らく300人近い数の

お客さんがいたと思います

演奏に関しては申し分なく

やはり相当こだわりを持って

仕込んできたなと感じました

 

渋谷REXで開催された森野雄貴ワンマンライブの様子

300人動員から先に進むためのジレンマ

音に関してはファンの方も

素晴らしいというのは

十分に承知していると思いますので

今回は少し違った側面

「ライブ会場での顧客満足」

について書いていきたいと思います

 

恐らく森野さん自身

300人の集客で満足するはずもなく

500人、1.000人といった数も

視野に入れて活動していると思います

そして、そこでジレンマに

悩むこともあるのではないでしょうか

 

ライブ会場に足を運んできている

お客さんの約半分は

森野さん自身が1人1人に

丁寧にメッセージを送って

呼んでいる人たちです

 

渋谷REXで開催された森野雄貴ワンマンライブの様子

1人1人に「おもてなしの気持ち」を伝えるライブ

ライブが終わってからも

すぐにメンバーと入口で待機して

300人近いお客さんを

1人1人お見送りして

記念写真を撮ったりしています

(これは本当にすごいと思いました)

 

つまり、今の森野さんのライブは

1人1人のお客さんの顔が見える

「おもてなしの気持ち」

から成り立っていると

言い換えることもできます

 

ここがジレンマになります

ではそれが500人、1.000人となった時

今と同じ「おもてなし」の気持ちを

1人1人に伝えることができるのか?

 

渋谷REXで開催された森野雄貴ワンマンライブの様子

潜在的に失われているかもしれない顧客満足

メッセージは1.000人くらいなら

頑張れば送れるかもしれませんが

先ほどのお見送りなどは

現実的に難しくなります

現に僕は列の最後尾の方でしたが

店から出るのに約40分かかりました

(このライブ会場に出口が

1つしか無いというのもありますが)

 

300人集客の時点ですでに

一定数のお客さんの「顧客満足」が

潜在的に失われている可能性があります

そして怖いのは、それを直接的に

知ることは非常に難しいということです

アンケートなどがあれば別ですが

そういったことを本人に伝えてくれる

お客さんなど滅多にいません

 

あとは、スタンディングで

ギュウギュウ詰めのライブ会場

僕は列の最後尾にいましたが

いつの間にか手を挙げる

スペースも無い程になっていました

「何でだろう?」と思っていると

この瞬間に列の中盤にいる人達が

ジリジリ後ろに下がってきていたのです

 

渋谷REXで開催された森野雄貴ワンマンライブのタオルパフォーマンスの場面

ステージ上から見えないお客さんの心理状態

このタオルを振り上げて回す

タオルパフォーマンス

前列の人は当然のことながら

ライブを盛り上げようという

意識が高いのでタオルを

ブンブン振り回します

 

そして周りへの配慮で前列では

隣同士にある程度の

スペースができていきます

すると、その分のスペースが奪われ

中盤から後ろのお客さんを

更にギュウギュウ詰めにするという

現象が起きていたのです

 

恐らく、ステージ上からだと

「後ろの方はタオル回さなくて

ノリが悪いな」と見えたと思います

しかし、実際はタオルを回す程の

スペースが無くなっている人達も

少なからずいたのです

 

渋谷REXで開催された森野雄貴ワンマンライブの様子

300人動員から先に進むための分岐点

これは後ろの方にいる

お客さんにしか分からない体験です

そして2時間近くその状態でいると

実際、かなり疲れます

トイレに行ったり、ドリンクを

取りに行くことも難しいので

音楽を楽しむことに

集中できなくなってくるのです

 

もちろん、これは300人の集客で

会場を埋めることができる

バンドだからこそ起きる現象です

だからこそ、この分岐点

A:500人、1.000人集客を目指す

B:300人の顧客満足を最大限に上げる

といったところに

差し掛かっているのだと思います

 

これに売上なども絡んでくるので

一見するとAがいいようにも

思えてきますが、長期的な視点で見ると

僕はBのようなバンドが

最終的にはいいカタチで

Aに辿り着くのだと思っています

⇒森野さんがお客さんを呼ぶ時の気遣いについての記事はコチラ

 

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