以前に今の若者たちの演奏力が全体的に
上がった理由が大きく3つあることに
ついての記事を書いたことがあります
・音響機器の発達による音作りの向上
・YouTubeなどの教材から学べる環境
・手軽に映像撮影して自分の演奏を
客観的にチェックできるようになった
この3つはやはり大きいと思います
上手くなる人というのは自分の演奏を
常にフィードバックしながら改善を
シビアに繰り返していける人です
そしてその具体的な事例とも言える
ライブをついに目撃してしまったので
改めて記事にまとめたいと思います
2019年の6月8日、東京都杉並区の
阿佐谷南「ON THE ROOF PLUS」
という会場でシンガーソングライター
tezさんのレコ発ライブがありました
この日は他にも5組の出演者がいて
全部で6組のオリジナル曲を演奏する
若者たちのステージが観れました
上達する演者の特徴とは?
僕の経験上、若者の演奏力が上がった
とはいえ6組いたら大体「おっ!?」
と思える演者は半分いればいい方です
なので全体の出演者の半分でその感覚に
なれれば、当たりライブと言えますね
ところが驚いたのは、このライブでは
【全ての演者】でその感覚になりました
これはレアです、大人ライブでも
なかなか10割ヒットには出会えません
tez(テズ)さんの演者チョイスは
イチローを越えてしまいました!(笑)
つまり彼女は【耳がいい】わけです
上達する条件にもう1つ加えるとすれば
テクニックや知識より先にそれです
どんなに音楽の知識があっても
どんなに指が速く動いても
どんなに声域が広くても
【耳が悪い】人は上手くなりません
今まで何人かそういう人を見てきて
何といいますか…リズムや音のズレを
自覚できていない感じなんですね
伸びる演者は人間力を磨きます
もちろん本人に直球でダイレクトに
そんなことは言いませんよ(笑)
「ああ…うん、いいのでは…」と
オブラート3重くらいの表現にします
こればっかりはセンスですからね
だから今の演奏力が下手だとしても
耳のいいコは聴いてて分かります
tezさんの演奏はまだ粗削りですが
きっとこれから伸びるでしょうね
加えて、上手い人と積極的に同じ
ステージに立てるハートを持ってます
これにより【人間力】が上がります
人間力の成長もその人の演奏に
【深み】を与える重要ファクターです
加速していく若者の成長スピード
ライブ中に弦が2本切れるという
ハプニングがあったにも関わらず
そのキャラと勢いで乗り切りました
ピッキングのチカラ加減と角度が
まだ不安定なのかもしれません
以前にピッキングの角度に関する
記事も書きましたのでご参照ください
⇒ピッキングとストロークの角度を変えるだけでギターの音は変わります
とはいえ彼女はまだ若いですから
これから色々な経験を積めます
ポテンシャル半端ないですね(笑)
ちなみに専修大学で僕の後輩です
(今年の3月に卒業したようです)
若者たちの成長は加速してきています
これからどうなるか楽しみですね
今回、tezさんのイベントに出演した
小林翔馬さん、岩渕颯太さん
みななさん、市太郎さん、小林拓真さん
この5組の演者はかなりオススメです
僕はギター歴25年以上で音楽記事を
200本以上書き、音楽映像100本以上
制作していますが、とても感心しました
【関連記事】
⇒完璧だったはずのライブ予定のプランニングに致命的なミスが発覚
⇒昔よりも多様化してきた音楽活動のために上京する理由や動機とは?
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